砂の島とHervey Bayの白い桟橋
ハービーベイで1泊し、
朝からベッドの中で悩んでいました。
フレーザー島に行くか?次を目指すか?を
とりあえず料金を聞くとほとんどが100$以上。だめだこりゃ。。
っと思っているとYHAの受付のおばさんが60$でランチ付きのチープなプランを教えてくれて、
「行きなさい!!」てな少し強引な感じでチケットを買うことに。。。
なぜこんなにも迷ったかと言うと、ここまで旅をしてきてつくづく思ったことが、
綺麗な場所に行く度に一人の切なさを痛感する、っていうことです。
フレーザー島は島全体が砂で出来ているというので、きっとかなり良い所だと想像できます。
そしてそんな処に一人で行ったらきっと途方もなく寂しくなること請け合いだと思ったからです。
でもまた来れる保障はないので、おばちゃんの言うことを聞くことにしました。
その後どうなるかも知らずに。。
さっそく12時の集合場所がよく解らず、聞くと、「急げ!!」
っと急きたてられ走り、「ギリギリセーフ!!」っと思ったら、まだ船も迎えにきてない有様でした。。。
このフェリーの中は自分以外は全員白人だったのでなんだか変な感じでしたが、向こうのがよっぽど
変な奴が来た、っと思っていたでしょう。
ここ何年、何回かフェリーに乗って思ったことが「船欲しい」ってことです。
最高に気分爽快です。
今回のこれで私の好きな乗り物ベスト3の中で最高位にランクインしました。
船舶免許は一応持っていたんですが、今年の6月で期限が切れていました。
そして到着。
その後の行動がよくわからず、フェリーの若い船員に尋ねると、
バーでランチを貰って、後は自由。とのことでした。
そして船の時間を聞くと、「2時だ!」っというじゃないですか!?
「今、1時なのに後1時間しかいられないの?」っと聞くと
「Yes !!」
ざけんなこの!!っと走ってランチを受け取りに行き、テイクアウトにして
ビーチで食おうと思ったら柵がしてあってビーチに出れない!!
当然それをよじ登り、特大のハンバーガーとビールを空けて、
暑さで酔うと、もう出発の時間に。
はえーー!
んで船に乗り込んでしばらくして思ったのが
「あのおばちゃん5時終了って言ってなかったっけ?」ってことでした。
恐怖に怯えながら
本島に到着して別の船員に最終船を尋ねると
「5時だよ」って言うじゃないですか!
「くぅーー!あの船員の野郎、どこ行った!!」
とまでは行きませんでしたが自分の英語力のなさを恨むことにしました。
しょうがないから前日周ったハービーベイをもう一度周ることに。
この旅でこれまでに気に入った場所を挙ろ、って言われたら真先に挙がるのが
ここにある500メートルはあろうかという長い白い桟橋です。
あまりの良さに2日間で4,5回行ってしまいました。
他を見てないんですけど、これが映画、「千と千尋の神隠し」
の最後の方に出てくる海の線路なんじゃないかと思いました。
なぜかと言うこの桟橋は100年くらい前は実際に船からの荷物を乗せた貨物列車が走っていたというからです。
もう一ついいのが、この場所は潮が引くとこの桟橋の先端くらいまで
潮が引くという現象が起こります。
それを狙って、小エビを取りに来てる家族やペリカンが沢山います。
そして沢山の釣り人がいます。
その中の一人のおじいさんはここに5ヶ月滞在するそうです。
妻はメルボルンに置きっぱなしだそうです。
いい感じです。
あと、幸か不幸か、まだまだ滞在出来た?フレーザー島から戻ってすぐにこの桟橋に行くと、
橋の先端からイルカの群れを見ることが出来ました。
「まぁこれでこの場所はいいな」って思ったので次を目指します。